消化がよく高タンパク低カロリーの老犬用ドックフード
近年は犬も長生きする傾向にあります。
犬も高齢になると、内臓や関節が弱くなり、運動量も減ってきます。
老犬になっても、成犬用のドッグフードを食べ続けると、肥満や内臓疾患の原因となります。
そのため、5〜6歳を過ぎたら、老犬用のドッグフードに切り替えましょう。
老犬用のドッグフードは、低カロリーで消化の良い原料が使用されていることが特徴となっています。
また、年齢と共に歯も弱ってくるため、老犬用のドッグフードは半生タイプで噛みやすくなっています。
もし、それでも食べにくそうであれば、お湯で柔らかくしてから与えましょう。
それから、関節を強化するためにグルコサミンやコンドロイチンが配合されているペットフードをお勧めします。
ここでは、老犬用のドッグフードの特徴について紹介します。
まず、犬も年齢と共に体型が変わりやすくなります。
そのため、肥満犬用の低カロリーのものと、体重減少を抑えるための高カロリーのものの2種類が用意されています。
老犬の多くは、腸の煽動運動が弱くなっているため、老犬用のドッグフードは食物繊維がたっぷりと配合されています。
ただし、食物繊維を配合することで、カロリーが少なくなるため、体重が減少している犬には他のものでカロリーを補わなければなりません。
それから、犬の体調によって、制限しなければならない栄養素がいくつかあります。
腎臓病を発症している場合、リンを摂りすぎると、病気が進行してしまうことがありますので、リンの摂取を抑えなければなりません。
また、心臓病や高血圧を発症している場合、ナトリウムの摂取を控えめにすると良いでしょう。
それから、老犬はたんぱく質を控えめにした方が良いと言われていますが、老犬であってもある程度の栄養は必要です。
たんぱく質を制限し過ぎることで、栄養が不足してしまうことも考えられますので、健康な犬であれば、たんぱく質を制限する必要はないでしょう。
ただ、腎臓病など持病がある場合は、獣医師に相談しながらたんぱく質の摂取量を調節すると良いでしょう。