ドックフードの変更の仕方
成長が止まった時、病気や肥満になった時、アレルギーを発症した、老犬になった時など、ドッグフードの切り替えが必要となることがあります。
この場合、突然新しいドッグフードを与えると、犬もびっくりして食べなくなったり、下痢をすることが多くなっています。
ドッグフードが変わることは、犬にとってかなりストレスとなるようです。
愛犬の精神的・身体的負担を軽減するためには、少しずつ中身を変えていくことが大切です。
最初は、元のドッグフードに新しいものを少量加えて与え、毎日少しずつ新しいドッグフードの割合を多くしていき、1週間から10日を目安に完全に切り替えると良いでしょう。
具体的に言えば、初日は新しいドッグフードの割合が1割、2日は2割と少しずつ量を増やしていきます。
なお、新しいドッグフードを与えた場合は、愛犬の便の状態をしっかり観察するようにしてください。
もし、便が緩いようであれば、翌日も同じ割合のドッグフードを与え続け、便がコロコロしてきたら、新しいドッグフードの割合を増やすと良いでしょう。
ドッグフードを切り替えた場合、下痢をするなど、一時的に胃腸の状態が不安定になることがありますが、ほとんどの場合、数日で治まります。
もし、1週間以上下痢が続く場合、新しいドッグフードが体質に合っていない可能性が高いため、他のものを試してみることをお勧めします。
それから、同じドッグフードを長期間与え続けると、違う味のドッグフードをなかなか受け入れられなくなってしまいます。
特に、アレルギーなどで、ドッグフードを変える必要が出てきた場合、愛犬が食べてくれなければ非常に困ることになります。
また、アレルギーや病気を発症しなくとも、いずれは老犬になった時にドッグフードを切り替えなければならなくなります。
そのため、子犬のうちから複数のドッグフードを与えるなどして、異なった味に慣れさせ、好き嫌いをなくすようにしておきましょう。