ドックフードの品質
近年は、ドッグフードの品質にこだわる飼い主が多くなってきたため、メーカーでも安全性の高いドッグフードの開発に取り組んでいます。
アメリカでは、AAFCOにてペットフードに関するガイドラインを定めています。
日本ではペットフードの基準を定める法律はありませんが、メーカーが構成したペットフード公正取引協議会ではAAFCOのガイドラインをもとづいた基準を設けています。
今のところ、AAFCOのガイドラインが世界の基準となっていますが、この基準に合っているかどうか検査するのは各メーカーであるため、100%安全であるかどうかは判断できない状況となっています。
結局は、パッケージで使用されている原材料をもとに品質を判断するしかありません。
ドッグフードの原材料欄には、使われている原材料が使用量の多い順に記載されています。
価格の安いドッグフードは、トウモロコシなどの植物性タンパク質が上位表示され、高品質のドッグフードは、動物性タンパクが上位に表示されています。
犬は肉食動物であるため、動物性タンパクを中心に与えたいものです。
動物性たんぱく質を豊富に含むドッグフードは栄養価が高くなっています。
そのため、原材料表示欄にダック肉、ラム肉、チキンなどが上位表示されているものをおすすめします。
一方、肉副産物、ミートミールなど、どの動物の肉を使用しているのか明記されていないものは購入しない方が賢明です。
また、皮膚や毛並にツヤを与えるためには、リノール酸などの必須脂肪酸が欠かせません。
ドッグフードには、牛、馬、豚、鶏の脂肪が配合されています。
特に、鶏の脂肪やひまわり油が配合されたものをおすすめします。
実際に、高品質のドッグフードを食べている犬は、食欲旺盛で、毛並も美しく、便はコロコロして臭いが少なめです。
このように、犬の食欲や健康状態から、ドッグフードの品質を見極めることができます。
一方、便が緩めでにおいがきつい場合、ドッグフードが合っていない可能性が高いです。
もし、便の状態が悪い場合は、ドッグフードを変えてみることをお勧めします。