成長が止まったら成犬用ドックフード
子犬には、高カロリーで栄養価の高いドッグフードを与えますが、1歳前後になり、身体の成長が止まってきたら、成犬用のドッグフードに切り替えなければなりません。
成長が止まれば、それほどカロリーを摂取する必要はなくなります。
いつまでもパピー用の高カロリーのドッグフードを食べさせると、肥満になってしまいますので、成長が止まったら成犬用のドッグフードに切り替えるようにしてください。
また、犬種により成長が止まる時期は異なりますので、成長の度合いを見極めることが大切です。
それから、いきなり成犬用のドッグフードに切り替えると、胃腸を刺激してしまう可能性があります。
そのため、最初はこれまで食べていたドッグフード9割に新しいものを1割ほど混ぜたものを与えます。
そして、2〜3日経ったら、新しいものを2割など、徐々に割合を増やしていくと良いでしょう。
高カロリーで栄養満点の幼犬用のドッグフードは、美味しく、どの犬も好んで食べるようです。
そのため、最初のうちは、幼犬用のドッグフードばかりを食べて、成犬用のものは残すかもしれません。
このとき、犬がドッグフードを食べないからといって、幼犬用のものを追加で与えたりしないでください。
もし、成犬用のドッグフードを食べなければ、食器をすぐに片づけてしまいましょう。
そして、次の食事でも同じものを出します。
はじめのうちは、成犬用のドッグフードを食べてくれないかもしれませんが、食事が足りなくなれば、お腹が空いて徐々に食べるようになっていきます。
それから、ドッグフードを切り替えたら、徐々に量を増やしますが、便の状態もしっかり観察するようにしてください。
便がコロッとした状態になれば、成犬用のものに完全に変えても大丈夫です。
なお、成長が止まると、食べる量が減っていきますので、食事を残すようであれば、減らすようにしてください。
その後は、1日1〜2回ほど食事を与え、年齢と共に量を減らしていきます。
そして、5〜6歳になったら、老犬用のドッグフードに切り替えます。